Cさん: 先生が「精神医学の本を読め」とかいってたけど、どう思いますか?

山崎: それは遠回りかもしれない^^;;
Cさん: たしかに。例えばその本には「てんかん」についてとても細かい説明があったりします。
Aさん: そんな細かいのは出ないかもしれないですね。
山崎: それではAさんはどうやって勉強しました?
Aさん: 試験対策を臨床心理士の実務とは一度切り離して考えました。いかに要領よく点数を取っていくかを考えました。問題で出る全部の知識を使いこなしたり理解するのは無理だ、と思って。まず最初に過去問をばーっとやりました。そこで間違ったところの解説を全部読むのも手間なので、たくさん間違えたところだけをテキストなどで少し勉強して、それを2回繰り返しました。3回目からは解説を読み始めた。
山崎: へー、それは効率よさそう。
Aさん: 私は、統計は捨てようと思って早いうちに捨てました。一方で、神経心理学は苦手だけど、これを捨ててはヤバイと思ってちゃんと勉強しました。ただ、多少勉強して、それでもやっぱりわからないのは細かい問題と思って捨てて、効率重視でいきました。
山崎: 7割正解なら、逆に3割は捨てられるので、本当に細かいところまで勉強して手がまわらなよりいいかもしれないですね
Aさん: 事例問題も多いので、実際には総論さえつかめていればいいかな、と思ってやってました。
Cさん: 私は基礎心理学が苦手ですが、アドバイスありますか?
Bさん: わたしは合格したけど、やっぱり分からない問題もありました。
Aさん: そういうのもありますよねー。
山崎: Bさんも結局、過去問で出た所をおさえるというかんじですか?
Bさん: やった時は、大学院入試の時のノートを見直したりしたけど、ちょっと違うかなと思って、過去問をやってました。
Aさん: 重箱の隅と思った問題もありましたよねー。
山崎: Aさんはどうでした?
Aさん: 大学院受験の際のテキストとか開いてみたけど、「昔、やったなー」という程度でした。単語は覚えてるけど、細かい内容は覚えてないとか。そこで、神経心理学は、側頭葉とかなんとかとかは、頭文字の語呂合わせとかで覚えました。
山崎: 認知とか社会心理学とかは?
Aさん: えっと、結局、過去問だけやってました。
山崎: そうすると、基礎心理学の勉強も過去問が基本ってことですか?
Aさん: 結局、出題の形が同じなので、過去問をやってればいいんじゃないかな。
Bさん: その方が早いと思います。
Aさん: そういえば、たまにノートをまとめてる人がいますよね?
山崎: それ時間がもったいないんじゃない?
Cさん: テキストに書き込む方がいいですか?
山崎: 試験の時に必要なのはマークシートなので、ノートは不要だよね?
Cさん: 古い問題はやりました?
Aさん: すごく古いのは、1回だけやって、あとはやってません。
Bさん: あと、法律や検査は昔と今は違っているので、それを飛ばすとか。
Aさん: 昔のは問題の出し方が嫌らしいし、知識を問う問題が多かったと思います。最近は実践を問う問題が多くなってきたと思います。
山崎: それでは新しい方からやっていった方がいいのかなー。
Aさん: 新しい方を優先の方がいいと思います。

山崎: 逆に無駄だったな?という勉強はありますか?先ほどあった、ノートまとめは無駄っぽい以外に。
Bさん: はじめは基礎心理学はテキストを見てたけど、あとから考えると過去問を重視した方がよかったかな、と思います。

山崎: ところで、アセスメントについては、試験対策としてどう勉強すればいいです?
Bさん: ロールシャッハは大学院時代に勉強会とかやってたのでなんとかなりました。過去問を見てると、なんとなく分かりますよね。
Aさん: 私は不安だったので、「この本」を見てました。「この本」は基礎的なことでいけると思った。ただ過去問をやっていると分からないのがあって。それで、ロールシャッハに詳しい先生に聞いても、やっぱりよくわからないものがありました。そういう問題は、どこまでもおっかけるものじゃないなー、と思って。仕方ない、と諦めることにしました。

山崎: ロールシャッハは「この本」だけやれば、おおよそは良いってこと?
Aさん: 「おおよそ」は良いと思いました。
山崎: この数字も覚えないとダメですか?
Aさん: 数字も覚えないといけないと思います。
山崎: ロールシャッハは、本当にこの本に載ってる程度で十分?
Aさん、Bさん: …
Bさん: 最低限、この本に載ってるだけのものを覚えておく、とかしないときりがないので。そこまでであとは他の問題に時間をかけることにします。
山崎: なるほど。たしかに詳しい先生に聞いても諸説あるものもあるんだったら、納得できるまで突き詰めていると他の勉強をやる時間がなくなっちゃいますね。